放射線科では、各診療科の医師の指示のもと、以下のモダリティで診断に必要な画像を撮影、提供しています。
現在、放射線技師9名(男性7名、女性2名)で日々の業務を行っています。
放射線診療は病気の診断・治療に大変重要な役割を担っています。
また、地域医療に貢献すべく、近隣の医療機関の医師より依頼を受けて、CTやMRIなどの検査を行い、画像を提供しています。
一般撮影
キャノンメディカル KXO-50RM
キャノンメディカル KXO-50G
マンモグラフィー撮影装置
シーメンス MAMMOMAT1000
健康診断などで行う胸部の撮影や腹部の撮影、骨折や打撲、関節痛などの四肢の撮影、また乳腺撮影を行います。
撮影時間が短く、非常に多く行われている検査です。
撮影時には病変や骨折の部位を観察しやすくするため、いろいろな方向から撮影を行います。
撮影された画像はサーバーに取り込まれ、瞬時に各診療科へと配信されます。
また、サーバーへ画像を保管することにより過去画像との比較も容易に行うことができます。
CT検査
キャノンメディカル Aquilion Prime SP
CT検査とは身体にX線を360°方向から連続で照射し、透過したX線をコンピュータ解析することで
体の輪切りの画像を得る検査です。
比較的短時間で様々な部位の撮影が行えます。
心臓、大動脈、気管支や肺などの胸部、肝臓、膵臓、胆のう、腎臓、脾臓などの腹部、頭部、骨の
病変に関しては優れた描出能が知られています。
検査は寝台に寝た状態で行い、検査部位によっては呼吸の指示が入ります。
また、検査の目的に合わせて、血管や病変を見やすくする造影剤という薬を注射しながら検査を行います。
MRI検査
シーメンス ESSENZA
MRIとは、磁気と電波を利用して体の輪切り画像が得られる検査です。
検査は寝台に寝てもらい、強力な磁場のトンネルの中に入って行います。
検査中は大きな音がしますが、ヘッドホンをつけてもらい音楽を流すことで、できるだけ
不快感のないように配慮し、検査を行っています。
安全の為、以下の方は検査ができない可能性もありますので、該当する場合は事前に担当医師とご相談ください。
- 心臓ペースメーカーや刺激電極などを身につけている方
- 体内に脳動脈クリップや人工関節などの金属が埋め込まれている方
- 妊婦または妊娠している可能性がある方
- 閉所恐怖症などで、狭い所が苦手な方
透視造影検査
島津メディカル UD150B-40
当院では主に、バリウムを使った上部消化管(胃・食道)と、下部消化管(大腸)の検査を行っています。
また部位に応じた造影剤を用いた胆道系・髄液腔・血管系などの検査や、骨折・脱臼の整復
透視下の内視鏡検査も行います。
超音波検査
フィリップス Affiniti70
超音波検査とは超音波(耳で聞こえる音よりも周波数が高い音)を用いて体の内部を観察する検査法で
『エコー検査』と呼びます。
X線を使用しない安全な検査です。
放射線科では、心臓・腹部・甲状腺・乳腺・頸動脈・下肢動脈・下肢静脈などのエコー検査を行っています。
骨密度検査
東洋メディック(ホロジック) Discovery
骨密度はDXA法という測定法で計測を行っています。
DXA法では2種類のエネルギーのX線を当てることにより骨の成分と他の組織とを区別し
骨の成分を測定します。
当院ではレポートで検査結果をお渡ししています。
測定した部位の骨密度の他に、同年齢の平均との比較、若年成人との比較、前回との検査結果の
比較などが表示され、今の自分の骨の状態が数字で分かりやすく判断できるようになっています。